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昭和31年地図・くろだいや新聞
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くろだいや新聞
毎月15日、三井三池鉱業所発行。定価20円となっているが、実質は組合員に 無料で配送されたという。同新聞には連載漫画「ドリルさん」が昭和26年11月から始まり、同37年からは「ゴッつあん」とタイトルを変えて連載された。 平成9年の三池炭鉱閉山までくろだいや新聞は70年続いた。連載漫画の作者は甘木太郎こと園田鉄雄さん。昭和2年生まれ。故人。本人亡き後、奥さんと息子さんが 「ゴッつあん」というタイトルで連載漫画をまとめ出版された。 定価20円 -
昭和31年大牟田市街地図
「現在の大牟田市はここ数十 年の間に、全国屈指の鉱工業都市として発展した所以のものは、実に石炭資源の賜である。 明治6年石炭採掘が官有となり、同21年三井家がこれを譲り受け、本格的な採掘に乗り出してから、快速調で発展の 一途をたどることになった。明治22年横須、稲荷、下里、大牟田の4カ村が町村制実施によって大牟田町となり、24年には 鉄道が開通し、三池港の築港工事が始まり、35年には大牟田港の起工、36年電話も開通した。炭鉱の発展に伴い、人口も 増加し、大正6年市制を施行、人口7万8千の大牟田市が誕生した。大正10年に水道開設、昭和2年市内電車の布設となり、 市役所新庁舎も完成、市勢いよいよ高まり、昭和4年三川町を合併し、更に16年玉川、駛目(はやめ)、三池、銀水の2町2村 を編入、目覚しい発展を遂げた。しかるに、昭和20年不幸にして戦災を受け、市街地の大部分を焦土に帰したが、市民の努力 により漸次(ぜんじ)復興の歩を進め、昭和30年10月現在人口20万2274人を算して、面積72平方キロ余、東と北に山岳丘陵 を負い、温度湿度共に快適、石炭を原料、動力とする化学工場の煙突は林立し、三池、大牟田の両港には船舶の出入り絶えず、 拡大な道路は縦横に走り、商店街又軒を連ね、踵(きびす)を接して疾走するトラック、バス、ハイヤー等大牟田の表情は 明日の発展に向かって限りなく頼もしいものがある。」(大牟田市街地図より抜粋) なお、平成20年10月1日現在の大牟田市住民基本台帳人口は、世帯数57,191、人口128,964、落ち着いた街となっている。 定価50円