アイテム
媒体/Medium 一致
布
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赤旗
この赤旗の大きさは縦34センチ、横41センチ。 棒に取り付け手に持ち、部隊の目印として使用していたもの。 -
赤旗
大きさ縦70センチ、横148センチ。渡辺さんらは 三池闘争時、大牟田市馬渡(まわたり)町にあった馬渡社宅に寝泊りし、三池労組宮浦支部馬渡地域分会のお世話を受けた。その時記念 に贈られた寄書入りの赤旗である。闘争の象徴であったホッパーのイラスト入り。 寄せ書きした人々のその後は、指名解雇1200名の中の一人として解雇された者、職場に残るも職場差別を受け自ら去って行った者等、様々 で、大阪の枚方市など関西方面へ移り住んだ人たちも多くいた。その中で馬渡会を結成して共に助け合い親睦を図って行ったが、高齢化など により今や亡くなっている人たちが多くなって、関西不知火会と共に馬渡会も自然解散した。 -
赤旗
大きさ縦72センチ、横100センチ。「最強の 武器は団結のみ」「共に闘う同志へ」「抵抗」など、たくさんの寄せ書きが記されてある。 三重一般労働組合(三重県津市)の書記長だった故・渡辺さんの奥さんが、昭和58年、60歳になる少し手前で病死した夫に代わ って大切に長く保管していたもの。渡辺さんは1960年6月から終結まで三池闘争に総評オルグとして参加。参加当時は総評・全日自労 建設一般労働組合三重県本部の執行委員だった。 三重一般労働組合は「ユニオンみえ」とも言い、職種、正規・非正規、パート、アルバイト等、雇用態様に関係なく、個人加盟の 労働組合。 -
赤旗
赤旗は、三池労組員であった提供者 の父親(明治39年生まれ)が、三池闘争中警察に勾留された際、同じ働く仲間や社宅の人たちが激励のために寄せ書きして家族に 贈ったもの。 「三井の首切りを撤回し最後まで闘ふ」「貴殿の無罪は白日なり」「後には全員がついている」「日本の平和、独立、民主主義 と繁栄のために頑張ろう」「不当弾圧に屈せず頑張れ」「弾圧けっとばせ」「統一ト団結ヲ以テ 最後迄闘ワン」「地域と闘魂は 益々燃え上がる 心おきなく 信を堅く頑張れ」「地域の事は心配するな 全員張切っている」「黙否で敵の意図を粉砕し最後ま で頑張れ」「御健康を祈る」「いつもの笑顔忘れないで」「全労働者が視ている 最後迄頑張れ」「ポリ公に負けるな 最後迄 ガンバレ」「闘う者に勝利あり」「ひげをなでなで頑張れ」「おとうさんがんばって 帰りまっています」「子供ノ事ハ引受ケ マス 体ニ気ヲツケテ」「家族ぐるみ闘いましょう」「おっちゃん ガンバッテネ」などのほか、「トモ子の手 零才」の手形ま である。 これを提供してくれた息子さんもすでに72歳、「争議中のことは思い出したくない」と語る。言うに言われぬ苦労があったに 違いない。 -
四山鉱ZD運動ハンカチ
従業員一人ひとりの注意と工夫によって ミスや事故などを無くし効果的に仕事を進めようという小集団による全員参加型自主管理活動として、三井三池四山鉱で取り入れられ、 三池新労は会社側のこの提案を受け入れ取り組んだが、三池労組は参加しなかったという。ZD運動とは、早い話が「生産性向上運動」 の一つ。安全を最優先とした三池労組が参加しなかった理由はそこにあったらしい。 「1976年(昭和51)に入社した頃にはZD運動は始まっていたような気がします」(積さん) なお、ZD運動のZDとは、Zero Defects(無欠点)の略。法政大学大原社会問題研究所の解説によると「アメリカのマーチン社が 1962年、ミサイルの品質向上とコストダウンを目的として開発した管理手法」で、「日本では日本電気が1965年5月10日に導入実施し たのが最初」と言われている。 -
寄書された鉢巻
三池主婦会鉢巻の糸をほどいて寄せ書きされた。 -
寄書された鉢巻
三池労組鉢巻の糸をほどいて寄せ書きされた。 -
その他の鉢巻
鉢巻の幅6.5センチ、長さ75センチ。三重一般労働組合 (三重県津市)書記長・渡辺さん(故人)が総評オルグとして1960年6月から三池闘争終結まで派遣された際に身につけていた鉢巻。昭和58年、 60歳になる少し手前で病死されて以降、ホッパーパイプ・赤旗などと共に奥さんが大切に保管されていた。 -
三池主婦会鉢巻
三池主婦会の鉢巻。鉢巻の幅7センチ、長さ87センチ。 三池主婦会の前身・三池炭婦協は1953年結成された。それまでのかあちゃん達の社宅内での関心事は、「隣りの給料は今月いくらあった とか、何を買ったとか、うちでは買えない、じゃあ父ちゃん、もうちょっとがんばらんね」が実態だったが、「主婦が父ちゃん達の足を 引っ張っていたのでは本当の闘いは出来ないではないか」という反省から炭婦協が結成された(島フミエさん談)。 以来、「炭鉱の嫁ごが鉢巻バしてワッショイなどとなんばしとっとか。みっともなか」と一部の地元民から陰口を叩かれながらも、闘い を続け、三池労組鉢巻と同じく、三池のかあちゃん達は三池主婦会の鉢巻に誇りを感じ取っていた。 -
三池労組鉢巻
三池炭鉱労働組合の鉢巻。長さ85センチ メートル、幅7センチメートル。鉢巻の両端は縫い込んである。 三池闘争期間中、三池労組組合員のみならず、その妻までもが「団結」の意味を込めて四六時中鉢巻をしていた。主婦たちの鉢巻に は「三池主婦会」と記されてあった。鉢巻がはずされるのは、風呂へ入る時と寝る時ぐらいだったという。それらの鉢巻は、第2組合 員と区別するための手段の他、お互いの「仲間意識」を高めることにも大いに役立っていた。 鉢巻の両端には色分けがしてあり、青色は三川支部、緑色は宮浦支部、うす茶色は本所、というように、組合員が所属する支部 を表していた。