アイテム
媒体/Medium 一致
デジタル画像
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布製の作業用帽子
三井三池炭鉱四山鉱 -
坑内帽
ヘルメットの前部にはキャップ ランプを取り付ける金具が付いていて、そこへキャップランプを装着し、つながれたコードでバッテリーに接続。そのバッテ リー(約15cm×18cm大)は腰の後ろに付け作業する。ズシリとした重さで作業は大変だったという。しかし、真っ暗闇の 地の底においては、このキャップランプの灯りのみが頼りだった。 キャップランプは昭和28年頃から使われるようになり、それまでは、カーバイトのアセチレンガスを発生させて灯すガス かんてら、油を使った油かんてらが使われていたと言い、しかしそれでは坑内ガスに引火すればひとたまりも無く、改良さ れてバッテリー式のキャップランプが考案された。 また、ヘルメットに関しても、現在のアルミ製になったのは、昭和30年代に入ってからとのことで、それまでは布製の作 業用帽子だったという。